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店舗向けのサイネージにはどんなタイプがある?活用方法や導入のメリットについて

近年は販促用や空間演出、情報共有などさまざまな用途でデジタルサイネージが使われるようになりました。スーパーマーケットや飲食店など多様な場所で導入されていますが、店舗によって活用方法は異なります。

本記事では店舗別のデジタルサイネージの活用方法や導入のメリット、導入すべき店舗の特徴について解説します。デジタルサイネージの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

■デジタルサイネージを店舗に導入するメリット

デジタルサイネージを店舗に導入することで得られる5つのメリットを紹介します。

・高い集客効果・宣伝効果

デジタルサイネージは従来の紙媒体のポスターや看板よりも高い集客・宣伝効果があります。動きや音などでポスターでは伝わりにくい魅力が伝えられるため、通行人の視覚や聴覚に訴えかけてよりインパクトのある広告を打ち出せるでしょう。デジタルサイネージは記憶に残りやすく集客につながりやすい、さらにリピーターの獲得にもつながるといった多くのメリットがある広告手段です。

・視認性が高い

デジタルサイネージで使用されてる液晶パネルやLEDパネルは高輝度であるため、視認性が高いことが特徴です。ポスターや看板と違ってディスプレイを使うため、発色がよく、多くの人の目に留まります。

また、静止画のみならず動画も表示できるため、表現の幅が広いのもデジタルサイネージならではの魅力といえるでしょう。動きがあると自然と目で追いやすく、電子媒体なので夜間や天候、暗い場所でも目立ちやすく見やすいのもデジタルサイネージのメリットです。

・多言語対応可能

デジタルサイネージでは日本語のほかにもさまざまな言語の表示が可能です。店舗の課題として、訪日する外国人旅行客への対応が挙げられますが、デジタルサイネージを利用して多言語対応のコンテンツを配信することで解決できる問題もあるでしょう。

外国語対応可能なスタッフに代わってさまざまな情報提供ができるため、スタッフの業務負担を軽減させながらもインバウンド消費を高める効果が期待できます。

・情報を多く発信できる

デジタルサイネージは紙のポスターや看板と比較すると、発信できる情報量が多いのもメリットのひとつです。

一つの媒体で複数のコンテンツを掲載できるため、多くの情報を一度に発信できます。さらに、災害など緊急性が高い情報を反映することも可能です。情報量が多いだけでなく季節や時間、場所に合わせて配信コンテンツを自由に変更することができます。

常に顧客のニーズに合わせた情報を発信できるため、マーケティングにも最適といえるでしょう。

・内容変更の手間がかからない

ネット通信ができるデジタルサイネージは、一括操作で複数の端末の配信内容を簡単に変更できます。看板やポスターは1枚ずつ張り直しが必要になるほか、印刷代・紙代・貼り替え代、さらには設置代や撤去代がかかってしまうことが課題でした。デジタルサイネージであれば、貼り替えにかかる手間やそれにかかる人件費、印刷代などのコストを削減できます。配信するコンテンツ内容を時間や場所ごとに変更できるので、コンテンツ更新にかかる手作業も必要ありません。

■デジタルサイネージを導入すべき店舗の特徴

デジタルサイネージを導入することで販促効果が出やすい店舗の特徴を3つ紹介します。

・イベントや商品数が多い

「毎月のようにイベントがある」「商品数が多い」「キャンペーンが充実」といった強みがある場合は、デジタルサイネージの導入メリットが大きいです。商品数が多いと何を選べばよいのかわからず悩んでしまう顧客も多いでしょう。

そのため、商品ごとの特徴やその日のおすすめを掲載することで、より購買意欲を煽ることができるようになります。

たとえば、とあるスーパーマーケットでは、デジタルサイネージで恵方巻きなど時期に合わせた商品のキャンペーンを映像で流したところ、前年比2倍以上の売上につながったそうです。さらに、高単価商品も前年と比べて3倍以上の売上となりました。

品揃えが多く、時間や時期によって売れる商品が変わることが多いスーパーマーケットのような店舗は、デジタルサイネージを活用して顧客に向けてさまざまな提案をすることが有効です。

・大型店舗

ショッピングモールのように店舗が広い施設は、どこに何があるのかがわかりづらいことが多いです。そのため、大型店舗のフロアマップやイベントなどの案内を提示することで、本来の目的とあわせて施設内を回遊してもらえるきっかけになります。

たとえば、レストランでの季節のおすすめメニューを目当てにしていた顧客を他のフロアに誘導し、他の店舗の前を通過する機会を増やすことで、新たな目的地が生まれ、購買意欲を刺激するなどです。回遊性が高まれば、店舗全体の売場効率向上につなげられるでしょう。

・通行人が多いエリアにある

売上アップのためには来店客数を増やす施策が欠かせませんが、デジタルサイネージを設置すればお店の前を通っている人を効率的に取り込むことが可能です。屋外や窓際に設置することで、路面の通行人にアピールができるため、結果的に集客につながりやすいと言われています。また、初めてお店に立ち寄る顧客だけでなく、過去に来店経験のある顧客に対しても、新作やおすすめ商品の情報を発信して再来店を促す効果も期待できるでしょう。

■店舗向けデジタルサイネージの活用事例

デジタルサイネージを具体的にどのように利用すればよいのか、その活用事例について店舗の特徴ごとに解説していきます。自分の店舗に当てはまる事例を見つけて、導入の際の参考にしてみてください。

・飲食店

飲食店では商品のPRだけでなく、メニューの表示、呼び出しや現在の待ち時間など複合的なプロモーションが可能です。待ち時間は簡単に更新できるため、急に予約のキャンセルが出て空席ができた際にもスムーズに案内ができるでしょう。

また、季節のおすすめメニューや限定キャンペーンの情報を流すことで、顧客により多くの商品を紹介できます。SNSで人気を集めているメニューを重点的にアピールできれば、若い顧客を中心とした集客や売上アップも期待できるでしょう。

・スーパーマーケット

デジタルサイネージはセールのお知らせや目玉商品の表示以外にも、時間帯によって性別や年齢の異なる利用客層に合わせた商品の提案などができるのが特徴です。

たとえば、夕飯の買い出しに来た主婦に向けて旬の食材やレシピ動画を流したり、仕事帰りのサラリーマンが多い夜の時間帯にはお惣菜をメインにした広告を打ち出したりするとよいでしょう。

また、多くの人が通るレジ前や目玉商品の近くにデジタルサイネージを設置すれば、商品の注目度を高めることができ、手に取ってもらえる機会を増やせます。

・ドラッグストア

ドラッグストアは日用品や化粧品、医薬品から食材まで幅広い商品を扱っています。医薬品には似たものも多く、顧客はどの商品にすればよいか迷うこともあるでしょう。

デジタルサイネージを活用してPRしたい商品の近くで広告や商品情報を流せば、数多い商品の中から顧客におすすめの商品を見つけてもらえます。さらに、人気商品や季節に合わせた商品の提案以外に、健康に関連する情報を流すことで関連商品の売り上げを向上させることができます。

・ショッピングセンター

ショッピングセンターは施設が大きいため、商品や店舗情報のほかに、館内のフロアマップやお知らせ、イベント情報など多くの情報が求められます。

また、外国人観光客が多く訪れる場合は、地図を多言語で表示するなど幅広い層が情報を簡単に入手できるような工夫が必要です。

各店舗のセール情報やキャンペーン情報を流して、顧客の購買意欲を向上させるという用途だけでなく、天候や需要が高いニュースを流す方法もあります。

・フィットネス・スポーツジム

キャンペーンのお知らせ以外に、設置されているマシンの使い方や設備の紹介、在籍しているトレーナーの紹介動画を流すことで、ジムへの興味を持ってもらうことができます。特に、健康やダイエットに関する情報を繰り返し情報発信することで、健康意識の高い層に向けて効果的に訴求できるでしょう。

たとえば、春は薄着になる夏に向けてダイエットで身体を引き締めたいというニーズが高まるタイミングです。時期を見計らって積極的にダイエット情報やプログラム案内を発信することで、興味関心を引くことができるでしょう。

・カーディーラー

カーディーラーではショールームで商品の説明や、空間演出としてデジタルサイネージが活用されているケースが多いです。各部位を細かく紹介できるほか、車種に合わせたBGMや映像を流すことでPRにつなげることもできます。また、タッチディスプレイを搭載したデジタルサイネージであれば、見込み顧客がディスプレイにタッチして展⽰⾞の⾞体カラーやオプションを調べるように促すといった活⽤も可能です。

プロジェクターや⼤型ディスプレイを使ったインパクトある映像コンテンツを流し、空間演出をするのもよいでしょう。

・ホテル・旅館

ホテルや旅館では、館内の設備案内以外にも近隣の観光スポットへの案内・天気予報・名物品の案内などが多言語で表示できます。外国語対応できるスタッフが不在の場合でも、デジタルサイネージによってインバウンド対応ができるようになるでしょう。ホテル内のレストラン前に自慢のメニューを紹介したデジタルサイネージを設置したところ、利用客の獲得につながったという事例もあります。

また、館内の雰囲気やインテリア、デザインに合わせた映像を流せば、空間演出ができます。

■まとめ

スーパーマーケットや飲食店など、さまざまな店舗で導入されているサイネージのタイプや活用方法は多岐に渡ります。店舗ごとに適した設置方法をとることで、強力な宣伝効果が得られるでしょう。 株式会社エヌジーシーでは、各店舗に最適なデジタルサイネージの提供ができるよう、豊富な種類を取り揃えています。効率的に集客・販促効果を向上させたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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